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NewProject「コートと向かい合う家」

昨年末より始動し、只今基本設計中のプロジェクトを紹介します。

 

計画地は神奈川県藤沢市。

敷地はテニスコートを望むことができる位置関係。

 

そして、施主のO夫妻がこのテニスコートやスポーツに関係するお二人であることが

この計画のキーでもあります。

 

計画自体は新築の戸建住宅。

 

ですがー

単に住まう”家”ではなく、

 

このテニスコートにとってクラブハウスのような存在であること、

テニスをはじめ、スポーツを介して社会と繋がる”場”であること、

そして、スポーツだけでなく、様々な社会問題とつながる、考える”場”でもありたい、

というビジョンをもとに計画がスタートしました。

 

ということで、求められるのはーーー

コートへ、そして、まちへ向かって開かれた印象であり、

カフェなど店舗のような立ち寄り易い雰囲気とそして存在感。

 

一方、プライベートが守られる安心感や安全性も必須。

 

考え方は、店舗併用住宅に近いかもしれません。

 

”開く”と”閉じる”の操作をデザインのキーとした設計で進めてき、

先日、方向性が決まったところです。

 

これからは基本設計のまとめ、そして実施設計。

お盆過ぎの着工を目指して進めていきます。

 

△コートに向かって開く場所を示したスケッチ。

 このゾーニングからプランが展開していきました。

 

 

 

私にとっては今までに全く縁がなく、土地勘もない場所での計画。

当然、新潟とは地域性や風土がまったく違う。

最初は不安もありましたが、今はもうワクワクしかありません^^

 

ワクワクするのは、施主のOご夫妻によるところが大きいです。

Oさんから、私の実績や考え方に共感頂き、お声かけ頂いたのがご縁でした。

打合せなどでの会話がとても楽しいし、充実した時間を過ごすことができています。

プロジェクトリーダーであるO夫妻に引っ張りあげてもらっている感覚すらあります。

 

とは言え、そんなOさん夫妻に甘えるわけにはいきません。

こんなときこそ、設計の基本に忠実に、

そして、新しいことにもチャレンジしていきたいと思っています。

 

 

△コートに向かって、建物角を切り取った外観が特徴的。

 斜めのカットラインで”開く”・”閉じる”をデザインしています。