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杉板張り進行中

只今、上越市にてリフォームの現場が進行中です。

4年前にキッチンなど内部のリフォームのお手伝いをしたNさんから

「外回りを直したい」とご連絡頂き、準備を進めてきました。

 

Nさんの家は、築27年のハウスメーカーの家。

ツーバーフォーの構造のため制約も多く、

基本的に間取りは変更ができません。

4年前は、構造に手を入れない範囲で、キッチンや洗面台を交換し

リビングダイニングでの過ごし方を変えるという計画でした。

 

今回の主な目的は二つ。

一つ目は外壁の修繕です。

 

新しい外壁は杉板。

リセットするかのように、ピカピカと真新しいものにするのではなく、

Nさんの今までの、そしてこれからの暮らしに馴染むようにと思い提案しました。

 

まるで以前からそうであったかのような印象にするため

塗布すると変色する木材保護塗料のエコウッドトリートメントで

仕上げています。

 

杉板は、できれば上越または糸魚川辺りのをと考えておりましたが、

ウッドショックの影響か、入手が難航、、、

最終的に天竜(長野〜静岡)の杉を採用、

外壁に向いている赤身を多めに入手して頂きました。

 

 

もう一つの目的は、リビングから繋がるウッドデッキをつくること。

ただし、現状の開口部ではデッキがあっても繋がりが感じられない。

そこで、開口部の交換を提案。

制約が多いとは言え、開口部のサイズを変えることは可能なはず。。。

 

ということで、二つの窓を一枚の大きな掃き出し窓に変えます。

 

築27年とは言え、高気密高断熱が特徴のハウスメーカーで、木製サッシの家。

そこで新しい窓は、しっかりと気密断熱をとりながらも雰囲気も大切にしたく

へーべシーべを使った木製サッシにします。

現場に納品され次第、大きな開口を開ける工程です。

リフォームでの木製サッシは初めてなので、慎重になりますが、

その分、とても楽しみです。