先々月から設計を進めている新潟市西区の「Nさんの家」の紹介です。
頂いた主な要望は、”視線の抜けが良いリビング”と”2台分のビルトインガレージ”の2点。
いつものように、まずは周辺環境の把握から行い
視線が抜ける場所の確認をしながら
どのように視線を抜くと心地よく感じるかを考察していく。
”どんなとき”に”なにが見えるか”を空間とともに考えていくことで
間取りや空間のつながりが見えてきます。
この敷地では、街区や道路の関係で、ちょうど南側への抜けが良く
ベランダを介してリビングからの視線を抜くことで
ベランダと一体となった開放的なリビングとなりそう。
もう一つの要望である、ビルトインガレージ。
間に柱のないガレージをロングスパンの架構で計画したい。
ところが、建築業界に押し寄せた”ウッドショック”
強度のある集成材がない.....!!!
車2台分のスパンは全然平気なんです、通常なら。
強度の出る集成材を使えば。。。
となると、ロングスパンは諦めるしかないのか....?
そこで、赤沢保育園でお世話になった構造家の高見澤さんに相談したところ
いくつか案はある、と。
しかも、一般流通材を使って、とのこと。
一般流通材を使い、また地元の木を使い、特別なことをする。
つまり、アイデアでウッドショックに挑もうと。
俄然、ワクワクしてきました!
この方針に施主のNさん夫妻からも賛同頂くことができましたので
保育園に続き、高見澤さんとのチームが誕生です。
大変なときだからこそ、新しいことにチャレンジします!