今年も残すところ数日。
ホント、あっという間の一年でした。
年の瀬ですが、
先日、現場に向かう車中で、ふと思ったことを綴りたいと思います。
「監理」についてです。
一般的に、設計事務所の「監理」は、
基礎工事の配筋検査や躯体の構造検査など、要所を現場にて確認すること、
また施工会社からの質疑に答えること、などを行っています。
要所のみ現場に足を運ぶ事務所もあれば、
週一回の定例会を設ける事務所もあり、スタンスは事務所によって様々です。
エヌスケッチ の基本は、「週一回の定例会」。
実際は、定例会の間にも現場に行っているし
毎日のように行くこともある。
先日、車中で、
「結構現場に行くなぁ」
「多すぎかな?」
「次の設計がなかなか捗ってないな〜....」
「なんでこんなに現場行くんだろう....」
と、自問自答が始まったのでした。。。
現場は好きなので
数多く行くのは全然苦でないのですが。
そうこうするうちに、すとんと腑に落ちる答えに出会いました。
それは
「答え合わせ」をしているのではないか、ということです。
着々と図面通りに工事が進むなかにも不安はあります。
どんなに図面を描いても、模型やCGで確認はしていても、
やはりそれと現場とで違うこともある。
「こっち側につけた方が使い勝手がいいなぁ」
「ここの寸法変えた方が納まりいいな」
「この色の方がまとまる」などなど。
現場に来て分かったこと、新たに気付くことがあります。
ただただ、私の力不足なだけかもしれませんが.....^^;;;;;;;;
なので、ときには大工さんに相談(懇願^^)して、
変更してもらうことも....
でも、やり直しや手待ちをさせてはいけませんので、
タイミングよく状況を確認するには、定例会以外となることも多く、
現場へ行く回数が多くなるのは、必然なのかもしれません。
「施主さんの期待に応えられているか」
「今まで培ってきたもの、良いと思ってきたものとの食い違いはないか」
その「答え合わせをしている」と確信できた年末となりました。
△高さやコードの吊るし方を現場で試行錯誤しながら取付けたペンダント照明
上の3枚の写真は、新潟市南区にて現在施工中の「田園を望む家」です。
新年、1月16日(土)17日(日)に見学会を行わせて頂けることになりました。
詳しいことは、おってお知らせ致します。
「田園を望む家」
設計監理:エヌスケッチ
施工:丸正建設