只今、新潟市南区「田園を望む家」の基本設計を進めています。
設計中ではありますが、少し紹介したいと思います。
「田園を望む家」は新しい造成地の端の敷地に建ちます。
屋根から(実際は2階から)、"ひょっこり"とバルコニーに出ることができ、
眺望を楽しめるのが、この家の特徴です。
土地探しからのご依頼であった施主のSさん。
”眺めの良さ”をポイントに探していたところ、
新規造成地の”端”が空いているのを発見。
田園風景を一望できる、この土地に出会い、計画が具体的に動き出しました。
土地が決まり、まずはやることは、、、いつものように敷地模型の作成。
現在、造成中のため実際にはまだ形になっていませんが、
完成後をイメージし、隣家も想定しながら周辺模型を作ります。
続いて、Sさんからの要望や周辺環境など踏まえ、
イメージを練り、プランや外観を少しずつ形にしていきます。
そして、最初に導き出された一つ目の案が、これ⤵️
▽スタディ.no1
▽スタディ.no2
▽スタディ.no3
▽スタディ.no4
no1〜4までの模型、実はプランは同じなんです。
プランは目処が立ったけど、どのような外観がこの土地に相応しいのか、
検証するため、4つ案を作成し、そのままSさんに提案。
これを通して、Sさんに土地の使い方や建て方について、
こちらの考え方やイメージを伝えました。
実際に具体案を見ると、改めて様々なお話が出来ます。
そして、新たに気がつくことがあったり、新しい要望が生まれたり。
拘ってたコトやモノの優先順位が変わったりすることもあります。
私は、この段階の施主の方とのコミュニケーションを一番大切しています。
じっくりお話することで、目標を明確にすることができ、
より内容の濃いものができると考えているからです。
そして、私にもお施主さんにも新しい発見があることも多く、
その新しい発見が設計の軸になることもあります。
最初の案で、決まることもあれば、決まらないこともあります。
必ず一度目の案で決めたい、と意気込んでいるわけでもありません。
この「田園を望む家」でも、最初の案と打合せをもとに、
再度、プランや外観を思案しています。
エスキスを重ね、辿り着いたのが最初に紹介した「スタディ.no5」。
プランも外観もガラッと変わりました。
三角屋根の可愛らしい形と、屋根からひょっこりと出るバルコニーが特徴。
大まかに間取りや外観は決定しましたが、
この段階で話し合っておきたいことは、まだまだあるので基本設計は続きます。
そして、年末の完成を目指し、引き続きガシガシと進めていきます。