今年2月から進めてきました、OFFICE.Jの社屋建替計画。
準備も整い、いよいよ着工となりました。
施工は、丸正建設。
越前浜S-House以来のチームです。
建築敷地は軟弱地盤のため(新潟市内の多くは軟弱地盤)
まずは、地盤改良からです。
杭の数、121本!
建物の大きさによるところもありますが、
住宅より建物が重く(構造計算上の積載荷重)
地盤にも高い強度が求められるためです。
年末から年始にかけての建て方作業になりそう。
300㎡を超える規模
そして、梁せい60cm・長さ9mの特殊梁に
断熱材と構造面材が組み合わさったパネル工法、など
普段使わない構造部材もあるため
いつも以上に作業日数がかかりそう。
構造以外にも、初めて取り組むことも多くあり
ワクワク、ドキドキが目白押しの現場になりそうです^^
閉鎖的になりやすい事務所建築。
こちらの会社の方針や理念を伺ったところ
”まち”に開かれた社屋が良いのではないか、と思い
「閉じながら開けた社屋」
「開きながらも閉じられる社屋」
を提案しました。
角地を利用したオープンスペース
軒下の屋外通路
開放的な土間空間
多種な”まち”との接点を用意し
開放性のレベルを段階的に
グラデーションのように空間をつなげることで
開く・閉じるをコントロールできる建物です。
完成は来年5月の予定。