三条の「カドチの家」では、外壁張りの真っ最中。
外壁の仕様は、屋根に使う長尺の横葺き材。
下から一枚一枚張っていくものです。
屋根材だけあって、固定する釘が表に出てこず防水性が高く
また、杉板の下見張りのようにシンプルでありながら
豊かな表情になるのが特徴で、個人的に好みの仕上です。
ただし、施工面にデメリットも。
この現場では9mを超える材料となり、一度に人手が要る上、
なかなか捗らない....
断る板金業者もいるくらい。
現場に入っている業者は、新潟市秋葉区のジーエルワークスさん。
以前、設計仲間から「上手な板金屋さんいるよ!」と紹介され
初めて一緒になった職人さんたちです。
とにかく、丁寧!
そして綺麗!
張り終わる度に、汚れを落としたり、傷の確認をしたりと
気持ちがこもった、いい仕事してます。
仲間が薦める理由が分かります。
そして、納まりに驚かされました。
出隅の板金を折り曲げて掴む納まりですが
納まりのクオリティが高い。
私が今まで指示・想定していたものより一手間二手間かけた
上級な仕事をしていました。
ベテラン・中堅・若手とバランスよく職人が揃い、
緊張感のある良い雰囲気での仕事。
久しぶりに、ゾクゾクする感覚に襲われました。
仕上がりがとっても楽しみです!