大工工事真っ只中の「ナカドマの家」
外壁下地づくりが終わり、内部では天井下地組みが進行中
内部空間がわかるようになってきました。

上の写真は、キッチンの奥に立って、全体を見渡したところ。
手前の小上がりが居間
中央が土間
文字通り「ナカドマ」です。
土間は風除室からキッチンまで続きます。
土間を挟んで、居間の反対側(写真奥)が水廻り。
家の真ん中を土間が通り抜ける、特徴のある間取り
以前のブログでも紹介しましたが、
薪ストーブとそれに合う”ゆる〜い空間”をテーマに
導き出された一つの答えがこれでした。
「奇をてらっている」「斬新すぎる」
などの感想をお持ちになる方もいるかもしれません。
しかし、土間は昔から日本家屋にあり、馴染みのある空間。
快適に暮らすこと、外とのつながりのある暮らしを考る上では、
土間は大変効果的なのです。

土間上部、吹抜の窓からは空や隣家の緑を眺めることができます。
まさに借景^^
住まいをデザインする上で、窓はとても重要。
「その窓から、何が見えるのか」「何のための窓なのか」を考え、
周辺の環境や建物に合わせて、建物や窓の配置を検証しながら
設計を進めています。
*最後に補足*
先ほど「快適に暮らす」と書きました。
「快適」に対する考え方は人それぞれ。
土間が全ての方にとって「快適」に感じると考えていませんし、
様々な問題をすべて解決してくれるとも思っていません。
一番大切なこと、、、
それは、そこに住まう方にとって「快適とは何か」です。
そして、快適さだけでなく、ワクワクすること、愛着が持てるものを
住まい手と一緒に探り、「最適」をデザインしています。
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