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ナカドマの家 現場レポート.3

大工工事真っ只中の「ナカドマの家」

外壁下地づくりが終わり、内部では天井下地組みが進行中

内部空間がわかるようになってきました。

上の写真は、キッチンの奥に立って、全体を見渡したところ。

手前の小上がりが居間

中央が土間

文字通り「ナカドマ」です。

土間は風除室からキッチンまで続きます。

土間を挟んで、居間の反対側(写真奥)が水廻り。

 

家の真ん中を土間が通り抜ける、特徴のある間取り

以前のブログでも紹介しましたが、

薪ストーブとそれに合う”ゆる〜い空間”をテーマに

導き出された一つの答えがこれでした。

 

「奇をてらっている」「斬新すぎる」

などの感想をお持ちになる方もいるかもしれません。

しかし、土間は昔から日本家屋にあり、馴染みのある空間。

快適に暮らすこと、外とのつながりのある暮らしを考る上では、

土間は大変効果的なのです。

 

土間上部、吹抜の窓からは空や隣家の緑を眺めることができます。

まさに借景^^

 

住まいをデザインする上で、窓はとても重要。

「その窓から、何が見えるのか」「何のための窓なのか」を考え、

周辺の環境や建物に合わせて、建物や窓の配置を検証しながら

設計を進めています。

 

 

*最後に補足*

先ほど「快適に暮らす」と書きました。

「快適」に対する考え方は人それぞれ。

土間が全ての方にとって「快適」に感じると考えていませんし、

様々な問題をすべて解決してくれるとも思っていません。

 

一番大切なこと、、、

それは、そこに住まう方にとって「快適とは何か」です。

そして、快適さだけでなく、ワクワクすること、愛着が持てるものを

住まい手と一緒に探り、「最適」をデザインしています。

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