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薪ストーブのある暮らしで想うこと。

秋口に新しくスタートしたプロジェクト、新潟市秋葉区のK-House。

2度目の提案にあたり、頂いた要望は「薪ストーブのある暮らし」。

薪ストーブがあって、あとはそれに合ったゆる〜い空間にして欲しい。

この2点。あとはお任せします、ということでした。

 

薪ストーブある家は、今ままでに設計しているし、

技術的なことは全く問題無し。

 

Kさんご家族が薪ストーブとどう向き合うか。

そこが一番大事。

とても高価なインテリアに終わらせないよう、

毎日の生活の中で、いかにストーブと薪と関わり合えるか、

打合せにてじっくりと話合うことが重要になってきます。

 

薪ストーブのある暮らしを考えるといつも思うのは、

生活の本質に関わることなんだなと、いうこと。

 

決して便利とは言えない、薪ストーブ。

不便さを許容し、その向こうにある魅力を求める。

薪集め、薪割り、着火、寛ぎ方、

今までの生活とは、大きく変わるはず。

なので、どなたでも気軽にどうぞ〜、とは言えない。

(本当はそんな社会が素敵なんだと思いますが...)

 

先日の打合せでは、ストーブやプランニング、空間を通して、

改めてKさんご家族の生活について話合うことができました。

表面的な好き嫌いを超えた、濃密で充実した打合せができ、

とても嬉しかったです。

 

 

薪ストーブを生活の中心とした案を2つ提案。

 

最終形はまだまだ分かりませんが、とても楽しみなプロジェクトです。