只今、マンションのリノベーションを設計中。
現在ある内装を全て取り払い、一旦、躯体を露にすることから始める計画です。
先日、現地の下見の際に気付かされたことがありました。
それはマンションの一室も、”敷地”であるということ。
高さの制限や設備面の制約はありますが、プランは自由。
木造住宅のリフォームだと、柱や壁の制約が多いですが、
マンションは、現状の間取りに振り回されなくてよいわけです。
ということは、、、
住宅の建て替えと同じように、更地の上に「絵が描ける」。
いつも通りに、周辺環境や施主の方の要望を整理しながら進めていけばよい。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=499x10000:format=jpg/path/s0c9cd186372f74fa/image/i0a8ac91697af08c0/version/1487573160/image.jpg)
改めて、スケンルトン&インフィルという考え方が大切であると実感しました。
シンプルな構造躯体と内装・設備とを分離して考えることで
躯体に影響されずに、ある程度自由なプランが可能になる。
住み手の変化に合わせ易く、またプランを変えながらも長く使える住まい。
それが、本当の意味で長期住宅だと思います。
マンションだけでなく、戸建て住宅であっても。