スケルトン&インフィル

只今、マンションのリノベーションを設計中。

現在ある内装を全て取り払い、一旦、躯体を露にすることから始める計画です。

 

先日、現地の下見の際に気付かされたことがありました。

それはマンションの一室も、”敷地”であるということ。

 

高さの制限や設備面の制約はありますが、プランは自由。

木造住宅のリフォームだと、柱や壁の制約が多いですが、

マンションは、現状の間取りに振り回されなくてよいわけです。

 

ということは、、、

住宅の建て替えと同じように、更地の上に「絵が描ける」。

いつも通りに、周辺環境や施主の方の要望を整理しながら進めていけばよい。

 

 

 

改めて、スケンルトン&インフィルという考え方が大切であると実感しました。

 

シンプルな構造躯体と内装・設備とを分離して考えることで

躯体に影響されずに、ある程度自由なプランが可能になる。

住み手の変化に合わせ易く、またプランを変えながらも長く使える住まい。

それが、本当の意味で長期住宅だと思います。

 

マンションだけでなく、戸建て住宅であっても。