ひと手間ひと手間

明日は立春。

ですがまだまだ寒い・・・

三条S-Houseの周りは真っ白です。

 

現場は外壁張りの真っ最中。

現場に着いたら、まず外を一周します。

事前の打合せや実寸サンプルで決めた役物など細かな部材が、きちんと施工されているのを確認。

寒くても「動いていれば暖かい」と言いながら丁寧な作業をする

職人さんのおかげで現場が進んでいることを実感する瞬間でした。

 

 

そして...中に入って、ビックリ!!

このフロア材の加工は何・・・??

敷居を使わずフロア材に建具レール埋め込むやり方はいつものことなのですが...

水廻りの塩ビシートとの厚み調整までフロア材でした結果、

このような複雑な加工になったとのこと。

 

いつもように「敷居なし」と指示しましたが、

仕上がると誰にも気付かれない地味な細工。

このひと手間をかけてくれるのが有難い!

この積み重ねが良い建物につながると信じています。

 

涼しい顔して、黙々と床貼りを続ける大工の金子さん。

「ありがとうね^^」

 

 

3間スパンのLDK。

住宅で柱のない3間はなかなか珍しいのではないでしょうか。

 

平面が正方形に近くなることで、畳数以上に広く感じます。

斜めに振っている効果も大きい。

 

そういえば、この家に大変関心を示す職人さんがいました。

理由は、斜めになっているプランが珍しかったからとのこと。

 

そんなに特別なことをしたつもりはないのですが、

「斜め」に対応する職人の苦労が分かるからだと、知りました。

 

そんな苦労も仕上がると分からなくなってしまいます....

 

私は皆さんの苦労を分かっているつもり、です。