建築師?

いよいよ今年も残り僅かとなってきました。

多くの方が今日から正月休みでしょうか。

今年は暦の並びもよく、長めにゆっくりできるという方も多いのではないでしょうか。

 

私も年内に予定していた業務も終わりそう。

あとは大掃除....です。

気持ちよく正月が迎えられよう、もうひと踏ん張りです。

 

そんな今年一年を振り返るこの時期に丁度よい新聞コラムがあったので

紹介したいと思います。

 

ダウンロード
131221日経新聞春秋.pdf
PDFファイル 434.5 KB

 

師走ということで「師」について書かれていました。

 

師と呼ばれるのは、知識や経験を積み、人々に語りかけ、導くような職業。

医師、教師、牧師、占師...

 

一方、士は専門的な技能を持ち、誰かの代わりに働く仕事。

弁護士、税理士、保育士...

 

このコラムに建築士については触れられていませんでしたが、

建築士は「士」ですから、後者の方ですね。

確かに施主の方の想いをカタチにする仕事ですので、その通りだなと思います。

 

しかし、前者の「人々に語りかけ、導く」に引っ掛かりました。

私が「建築家」として大切に思っていることと一致していたのです。

 

つまり、我々建築士は建築師でもあるのではないか。

もしくは、建築師の部分を建築家と呼ぶのかもしれないですね。

 

コラムにはこうも書かれていました。

「漢字1文字の違いで中身が決まるわけではない。

大事なのは名前ではなく、その人が仕事に臨む姿勢だろう」と。

 


 

今年一年、自分の仕事に臨む姿勢で、反省すべき点もありました。

建築は一人ではなにもできません。

施主の方がいて、希望があって。

そして、現場には監督や大勢の職人。

皆一丸となっての共同作業です。

 

その共同作業をする上で、

建築に関わる人々にしっかりと「語りかけ、導く」ことができなかったのではないかと

反省するところです。

 

来年はもう一度、初心に帰り、

建築家として、建築士として、

自分が何をすべきか、

それができているのかを自問しながら

業務により一層邁進したいと思います。

 

 

最後になりましたが、

今年も多くの方にお世話になりました。

お力添えも頂きました。

感謝でいっぱいです。

 

来年もいろいろとお世話になるかと思いますが、

何卒よろしくお願い致します。

 

それでは、良いお年をお迎え下さい。