![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=221x1024:format=jpg/path/s0c9cd186372f74fa/image/i0eb77afbb7a52f73/version/1358990626/image.jpg)
Ko-Houseにて、私個人的に初めて計画しているデザインがいくつかありますが、
今回はその中から一つ紹介したいと思います。
それは、雨樋。
大きな屋根が「ふわっと」かかったようなデザインにしたく、できるだけ屋根を軽く、屋根の先を薄く見せたい。
そこで、横樋を隠すデザインを採用し、極力鼻先を薄くしています。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=221x1024:format=jpg/path/s0c9cd186372f74fa/image/icc6dff54dd3483c6/version/1358990676/image.jpg)
そして、初めての試みというのは、
「縦樋を設けない」ことです。
流しっぱなし。
まるで、ガーゴイルのような。
(彫刻はありませんが。)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=221x1024:format=jpg/path/s0c9cd186372f74fa/image/idaa0684b98a26f7a/version/1358990700/image.jpg)
軒の出が深いため、せっかく横樋を隠しても、
縦樋が目立ってしまう...
そこで、思い切って、「流しっぱなし」を提案。
これで、スッキリとした屋根が出来上がる。
ただ、デザインだけで喜べないのが、この流しっぱなし。
そう、土等のハネが生じます。
落下地点周辺には砂利等敷き詰める必要がありますね。
雨樋のデザインについての検討は、落葉によるつまりを防止することでもありました。
メンテナンスがしづらい2階部分の屋根には雨樋を全く設けていません。
1階部の下屋根であれば手が届くこと、また小諸市は降水量が少ないこと、敷地にある程度の広さがあること、など条件が揃っていたので、今回はこのような計画ができたと思います。
デザインも地域性や周辺環境を考慮したものである必要がありますよね。
現場にいくと、大工さん始め、職人さんが地域性の話をよくしてくれます。
そんな話をしながら、細部の納まり等を打合せする時間はとても有意義です。
来週末には、いよいよ杉板の外壁が張り終わる予定。
次小諸に行くのが、とても楽しみです。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=124x1024:format=jpg/path/s0c9cd186372f74fa/image/ibbc031674964f734/version/1358991628/image.jpg)
様々なデザインのガーゴイルがありますね。